vol.10 「万華鏡」

今回は、 今までの中で一番さりげなくて、

 一番、ささやかなストーリーです。


 主人公は、美容師さん。

 彼女が切り盛りするお店に、

 進路に悩む、ある常連客の男の子がやってきます。


 髪を切っている時に、ぽろっとこぼした  

「何をしたらいいのか、わからなくなっちゃった。。」

という言葉に 彼女が言ったのは、

"たった一言"でした。


 その一言が、どんな影響を彼に与えたのか。

 2か月後、来店した彼が教えてくれます。


 あの時、彼女が口にしたのは

 特別な魔法の言葉ではありません。

 でも、 彼が何で悩み、何を本当に望んでいるのか 

コーチングを学んだ彼女だからこそ

 その瞬間、自然に口にできた言葉だと思いました。  


コーチングって、1時間や2時間、

 がっつりと時間をとってやるもの。

 そんな風に思われている方もいるかもしれません。

 でも、それだけじゃないんです。

 こんな風に、さりげなく 日常に溶け込んでいることもあるんですね。 


"自分らしい人生ってどんなのだろう?"

 "そのためにはどうしたらいいんだろう?"

 そのことを考えさせてくれる人。 


そう考えると、 だれもが誰かのコーチなのではないでしょうか?

 もしかしたら、あなたもすでにコーチかもしれませんね。 

Pit-in Station

今より少しだけ楽に生きるヒントを、ストーリーをリーディングすることでお伝えしています

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